前回のブログのパート2です。
この2月議会に(だけ)設置された予算特別委員会における
〈私の質問と県執行部の答弁〉のパート2です。
「高齢者の生きがい」について、
そのやりとりを、前回と同じスタイルでお届けします。
Q.「地域高齢者社会参加推進モデル事業」、計上3580万円について伺う。
この事業を通じて、高齢者の生きがいをどのように創出するのか。
A.今回の事業では、サロンやデイサービス等の場において、高齢者同士が交流する中で、
元気な高齢者が生活支援の担い手となることをねらう。
そのことで、生きがいが創出されるとともに、介護予防につながると考えている。
Q.「モデル事業」とは、どのように解釈すればいいか。
A.平成27年の介護保険制度の改正に伴って、今後の介護予防は、
高齢者が生きがいや役割を持って生活することを目的に、
高齢者の社会参加の促進が求められることになる。
こうした取り組みを、市町が先駆け、29年度中の移行をめざして、
試行的に実施することから「モデル事業」としている。
Q.市町の社会福祉協議会や老人クラブとの連携について問う。
A.この事業は、NPOや民間団体等が、地域の元気な高齢者の現役時代の能力を活かしながら、
「身近な通いの場」と「生活支援サービス」を行うもの。
そのため、地域の福祉資源を有する市町の社会福祉協議会と連携する必要がある。
また、この事業の担い手を発掘し、人材育成に取り組む必要があって、
老人クラブの方々をはじめとし、元気な高齢者に活躍いただけることを期待している。
Q.市町の「ボランティアポイント制度」の現状と、今後の考え方を問う。
A.県内で、すでに取り組まれている2町の「ボランティアポイント制度」については、
65歳以上の高齢者が、介護施設・障碍者施設等で、
日曜大工、傾聴などのボランティア活動を行った場合、
ポイントを付与される制度。
「ボランティアポイント制度」は、元気な高齢者がボランティア活動を行う際の
一定のインセンティブとして働くもの考えている。
高齢者活動を促進するきっかけとして、
こうした取り組みの輪が広がることを期待している。
……福祉施策と農業施策、いずれもが「猫の目行政」の様相を呈してきています。
元気な高齢者は、今後、増え続けます。
ですから、「高齢者の生きがい」が生まれ、そして、定着することを切望し、
気迫を持って、質問しました。