義務教育

2015年06月06日

「義務教育やろ!」と、登校をしぶる子を責め立てる親……。
「義務教育やから」という納得の仕方で、登校する子……。
これらの認識は、いずれも、まちがいです。

憲法が謳う「国民の3大義務」のひとつ「義務教育」は、
「子どもに教育を受けさせる大人の義務」のことです。
大人には、学校をつくる(←行政)、学校へやらず家事をさせてはならない(←親)
などの義務が課せられています。このことを「義務教育」と言います。

子どもにとっては、教育は「権利」であり、「義務」ではありません。
ですから、子どもには「教育を受ける権利」はありますが、
「教育を受けなければならない義務」はありません。(←ややこしいかな?)

「義務」は、それを果たさないと、罰則がありますが、
「権利」は、それを果たさないと、それでおしまいです。
これが「義務」と「権利」とのちがい・関係です。

さて、つい過日、各TVニュース番組で、各新聞で、
「フリースクールで義務教育」、「家庭での学習も」との報道がありました。
今国会で「多様な教育機会確保法案」が提案されることを受けたニュースでした。

実現すれば、「子どもの教育は学校で」という「常識」の大転換になります。
「義務教育」の場を「学校」に限ってきた「日本の制度」が、
「国民学校令」以来、74年ぶりに変わることになります。

様々な理由で、「学校に行かない子」、または「学校に行けない子」にとって、
この大転換が光明となるか……うまくいくには、
ていねいな(行政による)仕組みづくりと、(大人の、親の)意識改革が
必要になってこよう、と考えます。









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