政治家に転身することを決意した前後から、
「突破力」という言葉が、
心に浮かんでは消え、消えては浮かぶようになりました。
県議になって、この3年、
「突破力」をもっと身につけな!という気負いもありました。
そして今、
「突破力」について、もう一度、立ち止まって考えました。
と、申しますのも、
これまでは、周囲の反対を押し切ってでも、
あるいは、関係者を傷つけることがあったとしても、
描いた理想に向かって突き進むことを「突破力」と捉えていましたが、
いま・ここに、
以前には無かった認識が、自分の中に生まれつつあります。
……自分とは違う意見の中に、自分が求めていた答えがあるのではないか。
……「妥協」や「撤退」というカタチの「突破」もあるのではないか。
私の中の、こんな認識の芽生えを、
しばらくは大事にしていこうと、
今、思っています。