湖北の河川整備

2015年05月25日

昨日(5/24)、「湖北圏河川整備計画」の原案がまとまったのを機に、
長浜市内2ケ所(旧虎姫町と旧高月町)で、住民説明会が開かれました。

原案では、「戦後最大の洪水に耐える河川整備をする」としています。
ここ40年余、「丹生ダム計画」が進行中ということで、
つまり、「河川整備」が定まらない、手つかずだ、ということで、
「リスク(=命と財産の危機)を強いられてきた!」と、
警戒区域(←流域治水条例により当該地域で規定する)の住民から、
怨念にも近い批判が噴出しました。

県が「今は、整備計画をつくるための測量を進める段階」と説明しても、
この間(=丹生ダム計画の結論が出なかった間)における「河川整備」の遅滞に、
「県行政の不作為ではないのか!」との声もありました。
地元の方に受け継がれた洪水(=破堤や越水)の記憶は、その声を荒げさせました。

ダム建設による下流(=京都や大阪)の利水(=水の需要)効果は薄れたというのが
「丹生ダム計画の事実上中止」の一番の背景にあります。
紆余曲折を経て、「湖北圏河川整備計画」のようやくのスタート(=住民説明会)でした。
しかしながら、長年の間、洪水の不安にさらされてきたとする地元住民としては、
この県行政の提示に、おいそれと「はいそうですか」と飲み込めない、というわけでした。
「県行政の誠意とは何か?」、その日の議論は、このことに終始しました。

ちなみに、「丹生ダム」の建設を続行した場合、その残事業は、約1,151億円。
治水対象区域を、河道拡幅や堤防補強などの河川整備で対応した場合は、約80億円。
国交省近畿地方整備局入れた検討の場では、
昨年1月に「ダム建設は有利ではない(=河川整備が妥当)」との結論が出ていました。




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