水害、そして治水

2015年09月13日

決壊した鬼怒川流域では、依然15名の安否が分からず、
懸命の捜索が続いている……と、今朝のニュースは報じています。

近年、想像していないところで、想像していない大規模自然災害が
毎年のように発生するようになりました。

東日本大震災の悪夢……津波に流される家屋の光景を思い起こさせる
映像を目にして「滋賀県流域治水推進条例」に思いが走りました。私は。

この「条例」、全国47都道府県に先駆けて成立したもので
嘉田前知事の肝入りの政策でした。

県議会では、近年にない継続審議となるほどの「難産」でした。
保守系から、警戒区域予定地の住民から、批判・異論が噴出しました。

批判・異論の主な論点は、次の3つでした。(←印は、大橋みちのぶの所見)
1.大規模水害が予想される区域への土地規制・違反には罰則。
  ←昨年の広島県の安佐南区・北区の惨状を思い起こしたい!
2.警戒区域で新築・増改築する場合、「かさ上げ」を推奨(県から補助金)。
   ←「個人資産への税金投入は反対」の意見に対しては、
     住み慣れた地で住み続けていただくためのインセンティブ!
3.「かさ上げ」が無理な場合の区域においては、避難所の整備。
    ←「そんな金があるんやったら、堤防を高く・強くしろ」に対しては、
     鬼怒川水害を想像してください!

いずれにしましても、水害と治水のモンダイ……以下、結論です!
自然の猛威は、人間の努力に合わせてくれない……という教訓に学ぶ!

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