民意

2014年03月25日

橋下大阪市長の「民意の後押しを得たい」とした“出直し選挙”が
「民意って?!」の議論にまた、火をつけた。
論点のひとつに、
『民意の測定』を挙げたい。
橋下氏は〈再選した=「民意」がOKを出した〉ものの、
“出直し選挙”としては、過去にない低い投票率だった。
〈23.59%の民意〉を〈民意と認める〉か否か。
棄権や白票も含め、橋下氏に投じなかった〈76.41%〉を
『民意の測定』からどう見るか。
……他の要因が入ってくるが、先の総選挙では、
投票数が過半数に届かなかった自民党が、大半の議席を占有した。
『民意の測定』としては、大きな課題を残している。
〈選挙で示された結果〉は、果たして「民意なのか?!」という命題である。
論点のもうひとつとして、
『民意の素性』を挙げたい。
人には、〈自分が見たいように物事を見るという習性〉がある。
また、〈世論に乗り遅れたくないという習性〉もある。
このことについては、
「民意は、大衆の中にある無自覚な欲望」という着眼が興味深い。
これに対して、
「民意は、だから、刺激を与えないと発現しない」という指摘も興味を引いた。
ある出版社の社長はこう言っている。
「大衆はちゃんと選択して、本を買っている。
心から欲しいと思わないと買わない。
どれだけ宣伝しても、売れないものはいっぱいある」
これは、名言である。
街角の、こんな声も、心に残った。
「民意、民意って言われるけど、民意って、私らのことなんですかね~」
『民意の素性』は、風潮に弱い反面、人々の暮らしに染みついてもいる。
『民意の素性』は、かようにつかみにくい。
★写真は、県による「流域治水条例」説明会。3/22、於:虎姫公民館


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