「安全保障法案」の強引な進め方・決め方に、世論の憤りはやみません。
下降する内閣支持率を怖れてか、このタイミングでの「新国立競技場」。まったくです。
さて、ここんところ、「民主党!出番は今や!」のお励ましを、あちこちからいただきます。
片や、(衆議院採決をとらえて)「民主党!退席とは何事や!」とのご批判もいただきます。
そこで、民主党の誇りと意地を、ここに記します。
まず、〈採決時の退席〉についてです。
未だ8割近い国民が「審議が不十分」であるとしたこの法案を、
現有議席におごり、民意を振り切ってのごり押し採決、ほら、アカンでしょう。
ご批判は受け止めますが、〈民主党の退席〉は、ご理解いただきたいところです。
次に、〈反対だけでいいんか!〉についてです。〈対案を出せ!〉というご意見です。
そもそも、憲法違反の法律です。〈対案という発想〉に民主党は立ちません。
〈対案を出す〉ということは、憲法違反に乗っかることになります。
この点は、さらなるご意見をいただきたいところです。
最後に、〈後方支援〉という考え方についてです。
先のイラク戦争では、洋上での燃料補給という〈後方支援〉がなされました。
その時は、事なきを得たものの、今これからの戦争に、〈後方支援〉という考え方が通じるか、
甚だ疑問です。戦闘に必要な物資や燃料の補給限・補給路を絶つ(=攻撃の対象とする)ことが
今の戦争の常套手段になっているからです。
まだまだ、このたびの「安全保障法案」の欺瞞性・危うさがありますが、今日はここまで。
写真は、細野豪志・衆議院議員と。