核ごみの処分

2015年05月23日

「核ごみ」の処分地の選定については、
東京電力福島第一原子力発電所の事故から関心が高まった。
「トイレの無いマンション」と揶揄される程度が、
日本国の存亡にかかる、それこそ国民的関心事になったことについては、
遅きに失したとはいえ、良しとしたい。無関心が一番コワイから。

今朝の朝日新聞の一面、「核ごみ処分地 公募を転換」との見出しの記事、
今後は、国主導で「科学的有望地」の絞り込みをしていくという記事が目に止まった。

以下、その記事の一部を紹介したい。
【……新方針では、科学的に適性が高いとみられる地域を国が「科学的有望地」として示し、
調査したい意向を自治体などに申し入れる制度とする。公募も続ける。
その上で、20年程度かけて文献調査、概要調査、精密調査へと進む。
……火山帯や断層帯は、従来通り避ける方針。これまでの議論では、
軟弱地盤を避けるため関東や関西などの平野部も除かれる見通し。
地下水の動きが少ない沿岸部や沿岸の海底下などが検討される可能性もある。
……将来の技術進歩で、別の処分法に見直せる余地を残すため、
一旦搬入した廃棄物を回収できるようにすることも盛り込んだ。
最終処分が始まるまでには長い年月がかかるため、原発にたまり続ける
使用済み燃料の貯蔵容量を増やす具体策を作る方針も示した……】

本当に厄介な代物を人類は創り、日本国は導入したものだ!
と、この記事を見て、改めて思った。
気の遠くなるような「核ごみ」の、つまり「使用済み核燃料」の処分のモンダイ。
この施策推進上のトラブルに対する責任のモンダイ、
この施策を推進するための技能承継のモンダイ、
「有望地」に当たった地域住民の受け入れのモンダイ……等々、
「核ごみ」の処分は、容易ではない。そして、他人事ではない。

写真は、福島県南相馬市の沿岸(震災1年後の2012撮影)


20150523-115017.jpg