日韓関係

2015年06月22日

この7月、わが家に韓国の高校生がホームスティする予定だった。
子どもたちの交流も、政治のあおりで、しばらく途絶えていたので、
中止になったのは残念無念。理由は、MARSの心配からによるものだった。

さて、本日6月22日は、日韓国交正常化50周年の節目。
慰安婦問題や領土紛争、最近では「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録をめぐり、
両国間が互いの主張を譲らない、膠着した状況を脱し切れずにきた。

昨日の外相会談では、「国交50年」を外したら展望がないという思惑が一致したらしく、
「世界遺産」の方は、「強制労働」の事実を申請に記載することで折り合ったと、
報じられた。譲り合いとして、私は妥当と考える。

途絶えていた首脳会談も、「国交50年」を機に、開催にこぎつけられるらしい。
反目の長期化は、憎しみを増大する。この時期の「国交50年」のめぐりを素直に歓びたい。
韓国側には、日米同盟の強化による「韓国の孤立」への不安があっての歩み寄りであったろう。

安全保障の基本は敵をつくらないこと。
ここんところを、日韓関係の改善においても主軸にしてもらいたい。
相手の弱みにつけ込む、この根性では、子どものケンカだって解決はしない。

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