『起きそうで、起きてほしくない日中の軍事衝突という「妄想」』
……というタイトルの内田 樹の文章を紹介します。
前回の小生のこのブログ「反知性主義」への反応が
いつになくよかった(…正確には多かった)ので、
そやそや!と思い出したのがコレ!
『アエラ』1月20日号掲載。
私好みの抜粋です。
では、どうぞ!
「…いざ軍事衝突となると、政府も国民も
日米安保条約第五条が即時発動することを期待しているが、
見通しは不透明である。
……米政府が日中の軍事衝突を
「自国の平和及び安全を危うくするもの」と確認するかどうか、
米政府や議会が「憲法や手続きに」従って
参戦に理ありとするかどうかを予測するのはむずかしい。
……どちらが勝っても米には何のメリットもない戦争で
自国の若者が血を流すことを米国民は許すまい。
……日本国民は同盟国のこの腰の引け方を「条約違背」と取るだろう。
「こういうときに役に立たない安保条約なら、ない方がましだ」という
安保条約不要論がわき上がる。
……戦後70年続いた日米同盟はこうして終わる。
私の想像力が及ぶのはそこまでである。
この妄想が妄想のままで終わることを
年頭の祈りとしたい」
……紹介は以上です。
私、大橋の結論!
勇ましいことを言うやつは、気をつけろ!