「地方における若者の新しい生き方とは」と題して
本日、近江八幡市内で、政策談義がありました。
しがNPOセンター主催です。
*代表は、阿部 圭宏(あべ よしひろ)さん。
私と高校で同級生です。
シャープな発想と穏やかな語り口の素敵な方です。
さて、講師は、甲南大学の阿部真大(あべ まさひろ)さん。
主著『搾取される若者たち』、世相を斬る時の人です。
そのスルドイ切り口のお話に、
若者をめぐるこの社会の実像を鮮明に読み取ることができました。
そう!そう!と思わず相槌を打ったフレーズの幾つかををお届けします。
以下、どうぞ!
「戦場で人は戦争を正当化する
……つらさをポエム化して自身の存在を際立たせる若者」
「絶望の国の幸福な若者たち
……実際、ほとんどの若者たちは、格差社会の被害者だという意識はないし、今の生活に満足している」
「ちょうどよい感じが、不便な田舎でも、刺激的すぎる都会とも異なる地方都市の魅力になっている」
「低賃金のモンダイを、親との同居によってカバーしている状態
……パラサイト・シングルの問題→家族との関係の良好さ」
「奇妙な幸福感に包まれる地方の若者たち
……居場所があればいい!ではなく、持続可能な居場所をつくり出すことへと目標をシフトする必要があるのではないか」
「親の介護不安と高まる同居期待~子どもの自立を阻害する共依存関係
……家族以外に頼るものがない人は脱落していく」
あぁ、あの若者、この若者、が浮かびます。その若者の家族も。