『夢までも 壊せなかった 大震災』
……このメッセージは、
宮城県女川町の中学生たちのもので、
石碑に刻まれ、ご当地の高台に建立された。
『希望としての子ども』
……今回の私のブログのタイトルは、
上記の中学生の言葉が頭にあってのことだが、
この言葉を思い出させたのも、
本日(3/10)の朝日新聞の社説であった。
『学ぶ志に希望を見る』
……この見出しの社説から。
以下、抜粋。
「家族や家を失った子。親が仕事を失った子。……
……経験を糧に、子どもたちは、何のために学ぶのかを
深く考え始めているようだ。
3県の大学進学率には落ち込みがみられない一方、
高校卒業後に、就職も進学もしない生徒は減った。
自分も、社会と復興に貢献したいという意識の表れと、
福島県教委の担当者はみる。
東北の危機を「わがこと」ととらえ、自分にできることを考える。
そんな姿勢は、地元の教育者らが、机の上では身につかない
「生きる力」を養う実践を重ねた成果でもあるだろう。
例えば、地元(福島県)の土湯温泉街は、原発事故で宿泊客が激減した。
温泉の熱を使って、南国の果実を育て、食の魅力で再建しては!
生徒らの提案を受け、温泉街で試験栽培が始まった……」
この社説は、以下のように結んでいる。
「自分が今いる場所から、この先の社会を考える。
東北で出た芽が、全国に広がるなら、
未来は捨てたものではない」
……『希望としての子ども』を思う。