定住と移住と

2015年10月24日

昨日(10/23)、高月公民館(長浜市高月町)、
本日(10/24)、旧余呉小体育館(長浜市余呉町)と、
相次いで「まちづくりフォーラム」が開催され、参加させていただいた。
テーマは、というより、絞られてきた議論は、
人口減少・過疎化が進む地域における「定住・移住」であった。

夢を追いかけ、大学進学等を機に、都会に出た人が、
そこで、家庭を築くと、しかも、新居を構えるとなおさら、
定年を迎えてからであったとしても、
故郷に帰ってくるのは、
その人自身の中に余程の「意味・価値」がある場合に限られる。
ここんところに、参加者の関心は寄せられた。

その「意味・価値」を、ひも解くところから、
また、自身の生い立ちを辿ることから、
各々の故郷の「人口減少・過疎化」打破を試みようとするのだが、
おいそれと、決め手となる、誰もの共感を得ることができる、
そんな答えが導き出せるものではない。

しかし、こうした議論を重ねていく過程に、
議論を共にした者同士に深まる人間関係の中で、
「この人と一緒なら!」と、
故郷をあきらめない情熱、
故郷の明日のカタチをつくるアイディアなどが湧いてくる。

……「2居生活」(=「セカンドハウス」)のすすめ、
……生きがい(=「趣味」)を同じくする者たちが集う場づくり、
……「意味・価値」は、子どもの頃に宿る。要は教育だ(=意識を埋め込む時期の重要性)、
などなど、の提案が繰り出された。

「『若鮎』を大きな川に送り出そう!(=背中を押そう!)また、いつか帰ってくる。
帰って来なくても、故郷を想う『若鮎』は、決して故郷を捨てることはない」
悲嘆に暮れることのない議論でこそ、未来は拓ける!
そう思った。

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