子どもの学力

2016年01月29日

全国学力テスト(*正確には「全国学力・学習状況調査」)が話題になって久しい。
わが滋賀県は、全国比較の中で低位から脱却できず、
とりわけ、自民党県議からは「ほら、アカンやろ!」の大合唱が起こった。

先日、わが会派「チームしが県議団」で、全国1位をキープしている秋田県を訪ねた。
滋賀県とは何がちがうか……。以下、秋田県の説明から、その幾つかを列記する。

1.中学校(=教科担任制)で、教科の壁を超えての相互研修が盛んである。
2.小・中9年間を見通して、学年の積み上げ(その点検)を系統的にしている。
3.県教委指導主事が、各学校に精力的に入り、きめ細かく指導・助言をしている。
4.校内分掌における「教科主任」の地位が高く、教職員の学びをリードしている。
5.キャリア教育と一体化した「ふるさと教育」で、子どもに自信と誇りを持たせる。

秋田県教委の説明を聞きながら、自分自身の教員経験から、
子どもと教職員の「いい関係」に思いがめぐった。
子ども同士にあっても、「そしり」や「ひやかし」を恐れていては、
伸び伸びと学ぶことはできない。
要は、子どもが「安心して学ぶことができる学習環境づくり」に尽きる、と確認した。
で……、滋賀県はどうか!?となる。

片や、秋田県には「私学」が皆無で、
偏差値の高い子どもが「私学」に流れることのある他府県と、社会的背景がちがう。
*「私学」は、文科省への報告(データ)には含まれません。

歴史・風土、社会情勢、産業構成、生活・家庭環境などのちがいも押さえながら、
テスト結果のみで、学力が「上位か下位か」と、一喜一憂しないでおきたい。

学校が、教職員が「がんばり過ぎる」ことで、
子どもを追い込むことになりはしないか、この点も留意したい。



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