「信念」について、今日は、書くことにしました。
私は、この言葉に、距離感と違和感がありました。
……ずっと、この思いがありました。
……そうこうしているうちに、ニーチェの言葉に出逢いました。
「信念がある人というのは、なんとなく偉いように思われているが、
その人は、自分のかつての意見をずっと持っているだけであり、
その時点から精神が止まってしまっている人なのだ。
つまり、精神の怠惰が「信念」をつくっているというわけだ。
どんなに正しそうに見える意見も、主張も、
絶えず新陳代謝を繰り返し、
時代の変化の中で考え直され、
つくり直されていかなければなない」
……「あいつは信念がある」、
この言葉に、相変わらず、忌避意識を持っていたものの
この「信念」について、
明快な不快感を示せずにいました。
……ニーチェの言葉で、落ち着きました。