バーニー・サンダース

2016年08月19日

バーニー・サンダースのことを忘れはしない。
米国・民主党の大統領候補選びで旋風を巻き起こした彼の演説は、
片や、共和党候補のトランプの偏狭な民衆扇動もあり、
その思想と知見と才気は際立つものだった。
その一部をここに。心踊らせて。

「実に驚いた。
英国の労働者たちが、自分たちや子どもたちを失望させているとして、
欧州連合(EU)とグローバル経済に背を向けた。
こうした労働者の多くは、
英国内の大金持ちが裕福になるか、
自分たちの生活水準が下がるのを目の当たりにしてきた」

「信じられないことに、
この地球上で最も裕福な62人が、
世界中人口の半分の下層の人たちである約36億人の合計と同じくらいの富を所有している。
上位1%の所有する富は、
ほかの99%の人たちの合計よりも多い。
大金持ちは、
想像を絶する贅沢を味わっているが、
何十億にものぼる人々は、
悲惨な貧困や失業、そして不十分な医療、教育、住宅、飲み水に耐えている」

「たぶん近代史で初めて、
いまの若い世代は親世代よりも低い水準の生活を送るだろう。
恐ろしいことに、
教育水準の低い何百万もの米国人が絶望や麻薬やアルコールに屈して、
前の世代より寿命が短くなるだろう」

「大企業や富裕層が何兆ドルもの納税を回避する国際スキャンダルには、終止符を打つ。
また、地球規模の気候変動と闘い、
化石燃料から世界のエネルギーシステムを移行させることで、
世界中に何千万人分もの雇用をつくり出す必要もある」

「この極めて重要な瞬間に、民主党と新しい民主党の大統領は、
苦労にあえいでいる人々や、取り残されてきた人々を支持すると、
明確に打ち出すべきだ」

あの高揚感は、未だ冷めやらず。
彼が表舞台から去ってしまったことが、
返す返す惜しまれる。

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