診療所

2014年03月18日

「診療所」?!……ん?!
と、いう人は、少なくないと思います。
……「診療所」を訪ねたことのない者にとっては。
実は、私も、その一人でした。
「診療所」という名前も、機能も、ある程度のことは知っていましたが、
どこかにある「診療所」いう存在でした……議員になるまでは。
「湖北保健医療圏」には、
4つの「診療所」とその出張所が4つあります。
米原市に、吉槻診療所と板並出張所。
長浜市に、中之郷診療所と今市出張所・上丹生出張所。
同じく、塩津診療所。
同じく、永原診療所と菅浦出張所。
「へき地医療」になくてはならない機関が「診療所」です。
その「診療所」が、いま、危ない!
中之郷診療所にあっては、この1月から、常勤医師がいなくなりました。
当該住民、とりわけ、車を運転できない独居高齢者等にとっては「死活問題」です。
……この状況は、湖北に限りません。
この1月から3月までの間、
市立長浜病院や市立湖北病院からの週2回の派遣(開業)で、かろうじて、しのいできました。
さて、この4月から、週4回の派遣(開業)となったものの、
入れ替わり立ち替わりの医師の派遣は変わりません。
従って、地元住民の不安は、依然と払拭できない、
一昨夜の余呉地域での住民説明会でした。
「常勤医師の見通しは、どうか?」
「○○科の先生は(様々な症状への)対応が大丈夫か?」
「診療時間が限定されているが、越えることがあっても大丈夫か?」
住民の心配は、絶えませんでした。
比して、インセンティブ(=報酬加算)を高めても、
へき地医療(=診療所勤務)を敬遠する医者たち。
……大病院て専門分野を極めたい。
……365日・24時間(常時救急)はきつい。
……(子育て時期の場合)わが子の教育環境に不安。
など、「診療所」勤務をためらう医師の理由を聞いている。
他にも、制度上のモンダイも指摘できる。
そこで、
私、大橋みちのぶには、
構想がある。
ある医療関係者に提起もしてきた。
それは〈医師循環制度〉。
……医師の生涯業務の中に「診療所」勤務を義務付ける。
容易いことではない。
だが、どうだろう!

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