「柱を食う」

2015年12月26日

「柱を食う」

その人はどうしようもなくて
牛を餓死させてきた
と言った。
可哀想なことをしたが
仕方がない
とも言った。
そして一枚の写真を取り出して見せた。
それは牛が柱を食った写真だった。

この写真は自分を戒めるために
離さずに持っているのだ
とも言った。
これはどういうことなのだ。
牛よ
恨め恨め
憎き者を恨め
お前を飼っていた者ではない。
こういうふうにした者たちを

この詩は、
高浜原発が再稼働に向けて動き出した(福井地裁判決)翌日の
12月25日の中日新聞のコラムに掲載された詩です。
このページを開いていただいた方たちと
いっしょにかみしめたいと思い、
このたびの投稿としました。


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